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よくある質問

行動診療科とトレーナーの違い

獣医行動診療科はどのような診察をしますか?

獣医行動診療科では、動物の生理、解剖、病理、薬理、感染症、栄養、内科、外科の専門知識・技術に加え、
動物行動学、神経行動学、学習理論、動物認知、精神薬理学などに基づいて、動物の行動を包括的に評価し、治療を行います。

トレーナーと行動診療科は何が違いますか?

トレーナーは、社会化、しつけ、マナーの指導などに適している場合があります。
ただし、重度の不安、攻撃行動、恐怖症、強迫行動など複雑な問題では、医学的背景、痛み、ホルモン異常、神経疾患などの診断が必要になることが多くあります。
行動診療科はこれらの診断、包括的な治療計画、行動修正、環境管理、必要に応じた薬物療法を組み合わせられる点が特徴です。

トレーナーだけで十分かどうかはどう判断しますか?

基本的なしつけや家庭内マナーの問題であれば、適切なトレーナーで対応できることがあります。
一方、強い不安、攻撃性、恐怖症、強迫行動、通常のトレーニングで改善しない問題は、可能であれば獣医行動診療科の評価が推奨されます。

対象となる動物・問題行動

すでにトレーナーに相談をしたが問題が続いています。諦めるべきですか?

諦める前に、行動診療科の受診を推奨します。
適切なトレーニングが行われていたのにも関わらず問題が続いているケースには、行動診療科での身体的疾患の評価・治療、特定の行動修正プログラム、サプリメント、食事変更、薬物療法が鍵となり改善できる場合が多く含まれます。
事実、行動の問題で来院する患者様は、すでにトレーニングを受けていることも多いです。

何年も続いている問題でも遅すぎませんか?

治療を開始するのに遅すぎることはありません。
犬猫は、長く続いている行動であっても行動修正に反応することが多くあります。
ただし、長期化している問題ほど変化に時間がかかる可能性があります。

猫の相談も可能ですか?

はい。患者の約2割は猫で、排泄問題、攻撃行動、破壊行動、強迫性障害などを診療しています。
猫ではまず環境調整が中心になることもありますが、多くの猫はトレーニングや行動修正にも反応します。

受診を迷っている方へ

診察では何をしますか?

初診前には、問題の背景やこれまでの対応等を問診票にご記入いただきます。
診察では、医学的情報や生活歴を確認しながら動物を観察し、診断や行動パターンに基づいて治療方針を検討します。
治療計画には、安全管理、環境管理、行動修正、サプリメント、栄養療法、薬物療法、トレーニング教材などが含まれます。
診察後には治療プランをまとめた文書がお渡しいたします。

1回の診察で治りますか?

すぐに解決する問題もありますが、多くの問題は段階的な対応が必要です。
初診評価後に、必要な再診回数や治療期間の見通しをより具体的にお伝えいたします。

治療の途中もサポートしてくれますか?

はい。飼い主と一緒に実行可能な治療計画を作り、実施中に出てきた疑問にも対応します。
必要に応じて、外部のトレーナーやビヘイビアリストによる個別指導・グループクラスを紹介することもあります。

問題行動は飼い主のせいですか?

問題行動は飼い主に原因があるように言われたり、批判されることがありますが、実際にはそれだけではありません。
動物の気質、遺伝、医学的問題、発達期の社会化経験、飼い主とのコミュニケーションのずれなど、複数の要因が関わります。

確かに、問題行動の解決には飼い主側の対応の変化も必要になることも少なくありません。
しかし、それは特別な配慮が必要な特性等が、動物側に存在していることが主因のこともしばしばあるのです。

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